「介護職を辞めたい」
そう思いながらも、本当に辞めていいのか分からず、毎日働き続けていませんか?
- 正直かなりしんどい
- 働き続けていいのか不安
- 辞めた後の生活も心配
- 職場に迷惑をかける気がして辞められない
そんなふうに気持ちが揺れるのは、決して不自然なことではありません。
夜勤前や出勤時に気持ちが重く、休みの日まで仕事が頭から離れないのに、それでも毎日出勤して働き続けている。

私は特別養護老人ホームで20年働き、夜勤を1,500回以上経験してきた現役の介護職です。
現場ではこれまで、「辞めたい」「でも辞めていいのか分からない」と悩む職員の話を何度も聴いてきました。
辞めるか、続けるか。
すぐに答えを出そうとすると、かえって苦しくなることもあります。
まず大切なのは、「自分は何につらさを感じているのか」を整理することです。
この記事では、介護職を辞めたいと思ったときに整理してほしいことや、今後考えられる選択肢についてお伝えします。
今すぐ結論を出す必要はありません。
まずは、今の自分の気持ちを一つずつ整理してみましょう。
「介護職を辞めたい」と感じている方へあなたの悩みを否定せずに聴きます。
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「辞めるかどうか決めていない」
「ただ誰かに話を聴いてほしい」
そんな段階でも大丈夫です。
介護職を「辞めたい」と思うのは甘えではありません
介護職を続けていると、
「自分が弱いだけなのでは」
「介護職に向いていないのかも」
「周りの職員は普通に働いているのに」
と、自分を責めてしまうことがあります。
その原因として、介護職にはさまざまな負担があります。
- 責任の重さ
- 身体的な負担
- 職員同士の人間関係
- 時間に追われる業務
- 人手が足りない中での業務
- 夜勤による生活リズムの乱れ
- 利用者さんやご家族への対応
いくつもの負担が重なれば、しんどいと感じることは不自然ではありません。
「辞めたい」と感じた自分を責めるよりも、
「なぜ自分は辞めたいと思っているのか」
を一度整理してみることが大切です。
介護職を辞めたいのに決められない3つの理由
「もう辞めたい」
そう思っているのに、なかなか決断できないこともあります。
そこには、いくつかの理由があります。
①辞めた後の生活が不安
仕事を辞めれば、収入にも影響します。
家賃や住宅ローン、生活費、子どもの教育費などがあれば、
「辞めた後、本当に生活していけるのだろうか」
と不安になるのは自然なことです。



そのため、勢いだけで退職を決めるのではなく、生活面も含めて考える必要があります。
②職場に迷惑をかける気がする
- 残った職員の負担が増える
- 自分が辞めたら夜勤をする人が減る
そんなことを考えて、辞めたいと言い出せない人もいるでしょう。
責任感が強いほど、自分の気持ちより職場を優先してしまうことがあります。
しかし、自分自身の生活や心身の状態も同じように大切です。
③「もう少し頑張れる」と思ってしまう
つらい日があっても、翌日は意外と普通に働ける。
利用者さんから「ありがとう」と言われるとうれしい。
そんな日があると、
「もう少しだけ頑張ってみよう」
という気持ちになることもあります。



だからこそ、「辞めたい」と「続けたい」の間で揺れることがあります。
介護職を辞めたいときに整理したい3つのこと


「辞める」「続ける」の二択だけで考えると、なかなか答えが出ないことがあります。
そんなときは、次の3つを整理してみてください。
①何が一番つらいのか
最初に、「今、仕事の何が一番つらいのか」を書き出してみましょう。
例えば、
- 給料
- 夜勤
- 人間関係
- 人手不足
- 新人指導
- 上司との関係
- 身体的な疲労
- 家庭との両立
- 利用者さんへの対応
などです。
「全部つらい」と感じる場合でも、一つずつ書き出してみると、自分が特に負担に感じていることが見えてくる場合があります。
スマホのメモでも、紙でも大丈夫です。
頭の中だけで考えるのではなく、一度言葉にして外へ出してみてください。
②介護職がつらいのか、今の職場がつらいのか
次に考えてほしいのは、介護そのものがつらいのか、今の職場がつらいのかということです。
辞めたい原因が「介護そのもの」ではなく、「今の職場」にある場合もあります。
例えば、
- 上司と合わない
- 人間関係がつらい
- 休みが取りにくい
- 夜勤の負担が大きい
- 人員体制に負担を感じている
といったケースです。
そのように感じているのであれば、介護職そのものを辞める前に「職場を変える」という選択肢も考えられます。
③心や体に無理が出ていないか
「まだ働けるから大丈夫」
と思っていても、心や体に負担が積み重なっていることがあります。
例えば、
- 食欲に波がある
- 夜眠れない日が続いている
- 出勤前に強い不安を感じる
- 仕事のことを考えると涙が出る
- 休日になっても疲れが取れない
- 以前楽しめていたことを楽しめない
など、日常生活に大きな変化が続いている場合は、無理に一人で抱え込まないことが大切です。
必要に応じて、家族や身近な人、職場の相談窓口、医療機関などへの相談も検討してください。
介護職を辞める前に考えられる4つの選択肢


「介護職を辞めたい」と思ったとしても、選択肢は退職だけではありません。
①今の職場で働き方を変える



夜勤回数や勤務時間、担当業務などが負担になっている場合は、上司に相談できることがないか考えてみましょう。
部署異動や勤務形態の変更などによって、負担が変わる可能性もあります。
②一度休む
疲れ切っている状態では、落ち着いて今後のことを考えるのが難しくなることがあります。
有給休暇などを利用できるのであれば、一度仕事から離れて休むことも選択肢の一つです。
③別の介護施設へ転職する
介護施設によって、
- 給与
- 勤務体制
- 夜勤回数
- 業務内容
- 施設の方針
- 職場の雰囲気
などは異なります。
介護の仕事自体は続けたいのであれば、転職も一つの選択肢です。
今すぐ転職を決める必要はありません。



まず求人を見て、「今の職場以外には、どんな働き方があるのか」を知るだけでも構いません。
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この記事で転職を勧めたいわけではありません。
あくまで、今の職場以外にも選択肢があることを知ったうえで、自分に合った方法を考えることが大切です。
介護職そのものから離れる
考えた結果、
「もう介護の仕事から離れたい」
という答えになることもあります。
それも一つの選択肢です。



大切なのは、周囲の人に言われて決めるのではなく、自分自身が納得できる形で選ぶことです。
介護職を辞めたいけれど答えが出ないなら、気持ちを言葉にしてみる


ここまで読んでも、「やっぱり自分では分からない」と感じるかもしれません。
そんなときは、誰かに話してみることも一つの方法です。



自分の中だけで考えていると、「辞めたい。でも辞められない」という考えを何度も繰り返してしまうことがあります。
誰かに話しながら整理することで、
- 自分は人間関係に一番疲れていたんだ
- 介護が嫌なのではなく、夜勤の負担が大きかった
- 辞めたいというより、一度休みたかったのかもしれない
など、自分の気持ちに気づくことがあります。
一人で整理するのが難しいと感じたときは、誰かと一緒に言葉にしながら整理してみてください。
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- 辞めたい理由が自分でも分からない
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私は特別養護老人ホームで20年勤務し、現在も介護現場でグループリーダーとして働いています。
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