介護職に就職・転職を考えているけど未経験でも大丈夫なの⁉
なんて思ってしまいませんか?
未経験の不安から、あなたが介護職にならないことで、何人かの高齢者の生活が支えられなくなります。
介護職になれば高齢者の生活を支える人が増え、社会の歯車として立派に活躍できるでしょう。
この記事は、現在40代の介護職が介護職を選んだ理由やライフスタイルを解説しています。
この記事の執筆者
特別養護老人ホーム 勤続19年
介護福祉士
副主任
認知症介護実践リーダー研修 履修済
40代の介護職が語る 介護士を選んだ理由
私が介護士を選んだのは、祖母が脳梗塞で身体が不自由になったことが大きく関係しています。
両親が共働きだったため祖母と接する時間が長く、日常のちょっとした手伝いをしてきました。
デイサービスの利用もしていたので祖母の送迎の一部始終をみて身近に感じれたのも大きな影響をあたえています。
介護士の道を選んだというよりも、小さなころから介護士のレールに乗っていたのだと思います。
祖母の存在
私が、介護士になった理由として、父方の祖母の存在が大きかったと感じます。
祖母は、私が5歳の時に、脳梗塞になり右半身麻痺になってしまいました。
そこから祖母は、負けず嫌いの性格もあり必死にリハビリをして、ほとんど自分のことは出来るようになりました。
とはいっても同居家族からすると心配することは多々ありました。
私は、自然に祖母の手伝いをするようになり、お小遣いをもらったりしていました。
それから祖母は、私が20歳になるまで生きました。
私の両親は、共働きで、平日は祖父母の家で過ごし、一人っ子の私を可愛がってくれました。特に祖母は勉強のこと、友達探しなど率先して動いてくれたのを覚えています。
なので私は、いつも一緒にいる祖母が大好きで『手伝い』などと思っておらず、祖母と一緒に過ごす流れ上の事にしか感じていません。
ある日、高校の通学バスに掲示されていた福祉学科のある大学の広告が目に入り気にするようになり、次第に進学先として固まっていったのを覚えています。
福祉系大学への進学
私の進学した大学は、開校してまだ、3年目だったのでカリキュラムも手探りな状態の大学でした。
私の入った、福祉心理学科は、福祉と心理学を学ぶ学科でしたが、肝心の介護技術を学ぶ授業がなく疑問をもったのを覚えています。
4年間で行った現場実習はデイサービスに2年生後半に14日間、3年生前半に14日間の短いものでした。
積極性はなく受け身だった私は、ただ現場の体験をするだけの内容の薄い実習でしたが、当時は早く終わって欲しいとだけ思ってしていました。
学問とは打って変わって、大学生活は、意気投合する仲間が多く、毎日勉強そっちのけで遊んでいました。
授業の内容は、右から左へ、居眠りしたり、さぼったりして、成績は覚えていませんがめっちゃ悪かったと思います。
お金をだしてくれた両親には、本当に申し訳のないことをしたと思っています。
でも、そのおかげというのも変ですが、今でも仲良く付き合っている友だちができました。
今でも、大学生活は人生で1番楽しかったと思います。
卒業論文は適当に終わらせ、最大のイベント社会福祉士の試験も落ち、学習面はグダグダに大学生活は終わりました。
40代の介護職 19年前の就職活動
私は、就職活動をあまり積極的にした覚えはなく、2つの高齢者施設の試験を受けただけです。
1つは、当時付き合っていた彼女と同じ法人で働いて、近くにいたいと思って受験しましたが不合格。
2つ目は、皆がどんどん就職が決まりあせる中、卒業間近の2月末に受けた施設に合格し今も働いています。
どんな施設
『人権尊重』という理念のもと、人生の大先輩にとるべき言葉遣い、態度、を大切に今まで過ごしてきたライフスタイルを尊重した援助をしています。
何年か働いていて、他の施設から来た職員の話等から援助技術や知識が乏しいと客観的に思います。
19年働いてきて、私が新人だった時は、先輩職員から厳しく指導されました。
今でいう、パワハラ、モラハラなどの考えは、まだ浸透しておらず(ハラスメントと言ったらセクハラくらい)
今は指導の立場ですが、ハラスメント対策から、なかなか思った事が伝えられない環境になってしまいました。
指導をする時には、感情がでて強く言ってしまうこともあります。
感情があるからこそ相手に響くこともあるよ
今は、感情をフラットに淡々と指導することが求められており、とても指導しづらい環境がどこの職場でもあるのではないでしょうか。
私たちは、ロボットではないので感情があります。
介護士としての日々
就職して1年2年と経過して行く中で確実に自分の介護技術や考え方の成長は実感できました。
介護技術は、先輩職員を見よう見まねでしていましたが、基本となる技術がなかったためなかなか上達はしませんでした。
3年目のある日、介護の経験の長いパート職員から、ボディメカニクスの説明を聞いてからコツをつかめたのか自分のなかで、介護技術のレベルが上がっているのが実感できました。
全ての介護技術につながる財産をゲット!!
援助に対しての考えも、深くなり、この方はどうやれば、自立支援を促していけるのか、その方の状態やコミュニケーションをとる中で、必要な援助を提案したりできるようになりました。
5年目からは、現場のRとなり皆を引っ張っていく役割を得た事は不思議な感じでした。
休日は何をしている?
特養の介護職員は、シフト制なので、土日、祝日が休みとは限りません。
お盆と、お正月休みの人たちが羨しいと思うのは、私だけでしょうか。
いいえ、違います。
ただ、平日が休みになることが多いので、お店も道路も混んでいないのでスムーズに出かけのが最大のメリットです。
また、私は友人に介護士がいたので、予定も合わせやすく 、人混みや、渋滞のストレスなく出かけられるのは特別感があり楽しめます。
私の職場の人間関係は、他施設から来た職員の話を聞いて比較すると良い関係にあると思います。
しかし、やはり人が集まると色々な出来事がありストレスを感じることは多いです。
休みの日は、旅行、ドライブ、温泉、季節のレジャーなど、現実とのギャップを感じる環境に身を置くとリフレッシュできます。
40代の介護職 今やるべき事
19年勤めてきた私が今やるべき事は、周りの職員たちの介護力のスキルアップをしていくことだと思っています。
現状、職員の質が低下してきており、利用者の方たちへの援助が不十分と感じています。
昨今、パワハラなどのハラスメントに、ならないように指導の際は最新の注意を払わなければなりません。
それにより、指導、注意するのが、億劫になっていることは事実です。
間違ったことを指導しなければ、自分たちの行っている間違いには、なかなか気づきません。
なのでその状況が放置されれば当然、援助の質は下がり、最終的には利用者の方が不利益を、被ります。
19年前は、厳しく指導され色々と教えてもらった事は、今でも強い記憶に残っています。
現状を改善するためには、ハラスメント対策をしてAIのように指導すればいいのでしょうか笑
確かに感情的な言動は、相手にとって「怒られた」というイメージが先行して、肝心の指導内容が伝わりづらくなってしまいます。
感情コントロールは難しいですよね
しかし、相手の心を動かすのもまた感情です。
確かに遠目からみるとそんな雰囲気になってしまいますが。大事なのは日頃からの職員とのコミュニケーションだと思います。
コミュニケーションが普段からしっかりできていれば、ハラスメントで訴えられるような関係にはならないと思います。(伝え方の内容によりますが)
これから私が、やっていく事は、職員としっかりコミュニケーションをとりハラスメントにならないような人間関係を作っていく事。
今の時代に合った方法で指導しなくてはなりませんが、感情出す出さない云々ではなく、マニュアル的な感じではなく相手の心を動かす指導法が必用だと思います。
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